移動販売の始め方HOW TO START
ABOUT移動販売とは
移動販売
- キッチンカー
- 移動スーパー
- 雑貨販売
- 野菜売り
移動販売とは読んで字のごとく、「商品」や「食品」を移動しながら販売することです。キッチンカーをイメージする人が多いと思います、移動販売はそれだけではありません。過疎地域での移動スーパーやトラックでの野菜売り、雑貨の販売などその系統は多岐に渡ります。コロナ禍においてその価値が今見直されている販売手法のひとつです。
MERIT移動販売のメリット
1/お客様に直接届けられる!
移動販売の最大のメリットは、お客様に直接商品を届けられるということ。お客様のニーズは場所やタイミング、時間、周辺環境など様々な理由で変化します。イベント時の飲食品、商業施設のない地域での日用品などそのニーズは様々。そうした様々なニーズに応えて、商品を直接お届けすること。これは移動販売にしかできないことなのです。
2/店舗に比べて固定費が少ない
固定費が少ないということも移動販売における大きなメリットのひとつです。
家賃はもちろんかかりませんし、車両なので非稼働時にかかる費用も駐車場代や保険代など、必要最小限のものになります。
3/販売する場所を変えることができる
「移動」販売ですので、販売する場所を臨機応変に変更することができます。季節や時間帯によって販売する場所を変えることができます。1つの場所に固執せずに、より売れる場所、より人がいる場所へと移動しながら販売することは大きなメリットと言えます。
4/人件費を抑えることができる
移動販売はオペレーションが簡略化されていますから、ほとんどの場合1人で完結させることができます。店舗と違い面倒な締め作業などもありませんので少ない人件費対応できます。
FLOW移動販売の初め方
移動販売と聞くと、最初に車両の調達から考える事業者の方も少なくありません。しかし、車両は移動販売におけるほんの一部でしかありません。然るべきステップを踏んで正しく移動販売を始めましょう。
STEP1/事業計画を立てる
まずは移動販売で「なにを実現するのか」をしっかり検討しましょう。単独で売上を上げる、実店舗のプロモーション、など目的も状況によって様々です。まずはゴールをしっかりと決めましょう。
- 何を販売するのか
- どのように販売するのか
- 売上計画
- 予実管理
無料でExcelのコンセプトシートを配布しております。ぜひご活用ください。
STEP2/車両の入手
事業計画が立てられたら、次に車両の準備です。事業計画を元に、必要な機能や大きさ設備などを洗い出しましょう。車両の種類は大きく分けて2つ。ひとつはバンや軽トラック等を「そのまま」利用する方法。もう一つは通常の車両にキッチン部分や販売部分を「加工」する方法です。販売する商品によっては、既成車両「そのまま」で事業を遂行できることもありますので、短絡的に移動販売=加工車両と捉えないようにしましょう。車両の加工については、必要な設備や機能をしっかりと洗い出した上で検討しましょう。また、この場合車両を「8ナンバー」に変更するなど陸運局での手続きが必要になることも留意しておいてください。
- ベース車両の検討
- 加工の有無
- 機能の洗い出し
- 陸運局への手続き
STEP3/保健所の許可を取る
設備はもちろん、キッチンカーは飲食店なので、「食品衛生責任者」の資格が必要です。講習などに参加し、資格をとりましょう。
設備は、営業したい場所の各保健所で事前に相談に行き、必要なものをピックアップします。大枠はあまり変わりませんが、地域によって細かい規定が設定されていることもあります。この地域で大丈夫だったから別の地域でも…とは限りません。必ず、各地域の保健所で設備を確認し、許可書をもらいましょう。
- 「食品衛生責任者」の資格取得
- 使用設備を保健所に確認、許可書の取得
STEP4/出店場所の確保
移動販売を始めても、出店場所がなければ意味はありません。オフィス街のランチタイムや、集合住宅周辺の空きスペースなど、売上の見込みがある場所を探し、販売していいか調査しておきましょう。
いよいよ出店開始です。事業計画をもとに運営を進めましょう。しかし人の流れやニーズは日々変化するもの。事業計画のとおりに行くとは限りません。日々計画を修正・改善し、目標達成を目指してください。